歯のお悩み解決ブログ
お子さんの歯磨きは歯が生えてきたら始めるようにしましょう。歯の生える順番や時期には個人差がありますが、一般的には乳歯は、生後6カ月から9カ月頃に下の前歯から生えはじめます。
歯磨きは最初から歯ブラシでゴシゴシ磨く必要はありません。この時期は、まず歯磨きという行為に慣れさせることが大切です。1日1回、お子さんの機嫌の良い時に、濡らしたガーゼで歯をやさしく拭いてあげるところからはじめましょう。慣れてきたら、赤ちゃん用の歯ブラシに移行していきましょう。
また、乳歯が生えそろう2歳半から3歳頃からは、自分で磨くようにうながしてあげましょう。その際、まずは親御さんと一緒に歯磨きを行うことから始め、歯磨きが楽しいことだと認識させることが大切です。
歯磨きの時、歯ブラシをくわえながら歩くのは転倒してしまった際に、喉の奥を突いてしまう危険がありますので注意が必要です。
また持ち手が曲がる仕様になっていて、転倒時の口への負担を低減できる歯ブラシもあります。歯科医院でも販売しておりますので、気になる方はかかりつけの歯科医院でご相談ください。
自分で磨けるようになったと思っているお子さんが仕上げ磨きを嫌がっても、実際は磨き残しがある場合がほとんどなので、お子さんだけに任せるので無く8〜9歳位までは仕上げ磨きをしてあげてください。
うがいはいつから?
個人差がありますが、うがいができるようになるのは2〜3歳くらいからと考えておきましょう。初めは口に水を溜めることができず飲み込んでしまったり、吐き出すことが難しかったりします。まずは親御さんがうがいのお手本をお子さんに見せてあげましょう。
歯磨き粉を使うメリットは、フッ素による虫歯予防が挙げられます。フッ素には、歯の表面にある歯質を強化し溶けにくくする効果があります。乳歯は大人の歯と比べると柔らかく、歯の表面が傷つきやすいので、研磨剤はなるべく少ないものを選びましょう。
歯磨き粉は少量飲み込んでも問題はありませんが、本来は吐き出すものになるので、うがいができるようになってから使用しましょう。
フッ素はいつから?
歯科医院でのフッ素は、生えたばかりの歯は歯質が未成熟であるため、歯が生えてきたら塗布することをオススメします。フッ素の塗布だけで虫歯予防が出来るというわけではありませんので、毎日の歯磨きや食生活が大切になります。
虫歯の発見は早ければ早いほど治療期間も短く、お子さん自身の負担も少なくなります。かかりつけの歯医者さんと相談し、定期的に検診、フッ素塗布を行いましょう。