予防歯科治療・ドライマウス
タバコを吸うのでヤニが凄くついている・・・
タバコを吸わないのに歯の表面が茶色くなってきた・・・
痛くはないが黒くなっている・・・虫歯かな・・・
など思われている方はいませんか???
今回は着色についてお話させていただきます。
着色(ステイン)とは?
歯の表面に付着した、シミの事です。
着色は様々な事が原因で付着してしまいます。
分類に分けて見てみましょう♪
1.タバコによる着色(ヤニ)
タバコを吸う事によって、ヤニが歯の表面に付着します。
そして、タバコは歯の表面だけではなく歯ぐきにも影響が及ぼします。
タバコを長時間吸っていると、ビタミンCが破壊され、メラニン色素がうまく排出できず、歯ぐきが黒ずんでしまいます。
2.食べ物や飲み物による着色
カレーやコーヒー、紅茶、赤ワインなどの色の濃い食べ物や飲み物。
そして、だいたいの方が毎日口にするお茶でも、着色が付着します。
3.お薬による着色
イソジンなどの色の付いたうがい薬を使用すると、歯にうがい薬の色がうつります。
着色が付かないようにする為には・・・?
歯医者さんに行く前に、最低限着色を付かないよう予防する事が出来ます♪
1.歯磨きをきっちり行いましょう
すごく基本的な事ですが、着色が付かないようにする為にはまずはきっちりブラッシングを行う事です。
毎食後、付着した着色を毎回少しでもブラシで落とす事が大切です。
2.歯磨き粉を選んでみましょう
歯磨き粉の種類を変える事で着色が付きにくくなります。
歯磨き粉の中には、むし歯を防ぐもの・歯周病を予防するもの・歯を白くするもの・・・
沢山いろいろな種類の歯磨き粉があります。
もちろん、虫歯や歯周病も防ぎたいと思いますので、朝・昼・晩、歯磨き粉を使い分けてみるのも良いでしょう。
着色をつきにくくする歯磨き粉でオススメするのは、リナメルトゥースペーストと、スーパースマイルがお勧めです♪
3.食後にぶくぶくうがいを行いましょう
歯磨きが出来ない時や、すぐに歯を磨けない時はうがいだけでも行うと良いでしょう。
この時、出来れば水ではなく、ステインを落とす効果のある洗口剤を使うのも良いと思います♪
4.歯の表面を傷つけないようにしましょう
硬い歯ブラシを使って強い力でブラッシングを行うと、はの表面に傷が入ってしまいます。
表面がデコボコ傷があると、その隙間に汚れや着色が入り込んで、歯ブラシでなかなか除去出来なくなってしまいます。
このようにご自身で着色がつかないよう予防する事ができます♪
その汚れが積み重なると、自分では取り除けなくなってしまいます。
タバコを吸う人は・・・?
基本的には禁煙をしてください!!!
・・・と言いたい所ですが、それもなかなか難しいですよね。
かと言って、食後のようにタバコ一本吸うごとに毎回歯ブラシなんてできません。
そして、タバコのヤニは、飲食物の着色と違って、粘っこくブラシではとてもとりにくい着色になります。
予防的には、上に記載した事を出来るだけ行うこと。
そして歯医者さんへ行って着色除去を行ってもらいましょう。
着色がついたままだとどうなるの・・・?
着色は虫歯ではないので、痛みが出たり、着色によって穴が空いたりする事はありません。
まず皆さんが気になるのは、見た目の問題です。
見える範囲に着色が付いてしまうと、虫歯じゃなくても周りから見ると虫歯のように見えてしまいます。
そして、着色が付着することによって、歯の表面が粗相になって歯垢が付きやすくなり、虫歯へと進行しやすくなってしまいます。
なので、見た目が特に気にならない!
という方でも着色は除去しておく必要があるでしょう。
予防をしてても歯医者に行くべき?
予防はあくまで着色がつきにくくする最低限の事になります。
歯医者では歯石を除去し、着色を除去し、表面を磨いて歯の表面のザラつきをなくし再度、着色や歯垢を付きにくくしてくれます。
細かい汚れは自分では取り除けないので、定期的に歯医者へ行って、自分では取り除けない汚れを取ってもらうのが良いでしょう。