歯周病治療


歯周病(歯槽膿漏)という言葉を聞いたことはありますか?最近はテレビCMとかでも目にする機会というのは多くなってきていると思います。

歯周病というのは細菌の感染によって引き起こされるものです。歯と歯ぐきの境目の部分というのは磨けているようで磨き残しが非常に多い場所になります。磨き残しが蓄積されていると歯ぐきの炎症が起こり、酷くなっていくと歯石が溜まり、細菌が付着しやすくまります。そうなると歯周ポケットがどんどん深くなっていき歯を支えている骨が溶けてしまって歯がグラグラになって最終的には歯が抜けてしまう病気です。

歯周病の原因

まずはお口の中の環境からみていきましょう。

①歯石…歯石には縁上歯石(歯ぐきより上)と縁下歯石(歯ぐきの中)の2種類があります。歯石は表面はザラザラしています。そのため余計に食べかすなどがつきやすくなってしまいます。結果歯周ポケットが広がってしまいます。

②歯並び…歯並びが悪いと歯磨きがしにくくなります。

③歯にあっていない被せ物や詰め物…お口の中に入っている被せ物や詰め物は、入れた当初はぴったりとあっていても何年、何十年と使っていくうちに合わなくなってきたり欠けたりすることがあります。自分自身の歯と詰め物の間に段差や隙間ができてしまうとそこに汚れがつきやすくなります。そうなると、やはり歯周病をすすめてしまう要因になります。

次に生活習慣や身体にから原因を考えていきましょう。

①喫煙…歯周病と喫煙は深い関わりがあり、1日10本以上タバコを吸う人は吸わない人の5.4倍も歯周病になりやすいと言われています。タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ組織の血流を悪くしてしまいます。そうすると歯ぐきの血流が悪くなり、血液の中に含まれている白血球などの免疫に関わる細胞も血管の中を通ることができなくなり、結果免疫が下がってしまい歯周病が進みやすくなってしまいます。

②糖尿病…糖尿病患者の方は免疫が下がっているため様々な合併症にかかりやすくなります。歯周病もその1つです。免疫が下がることで歯周病原因菌に対する抵抗も弱くなってしまうので糖尿病患者は歯周病に罹患しやすくなります。また、唾液の分泌量が減ります。そうなるとお口の中にいる細菌を洗い流す作用が弱くなりお口の中で細菌が繁殖しやすくなってしまいます。そのため歯周病がすすみやすくなります。

③食生活…最近はやわらかい物を食べるの方が多いと思います。軟らかい食べ物は食べやすいのですが、プラークが歯につきやすくなってしまいます。これらの習慣はプラークを増殖させてしまう原因になるので硬いものも積極的に食べるようにしてもいいかもしれません。

まとめ

初めからいきなり歯周病が起こるという訳ではなく、歯周病の初期の段階としてまず歯肉炎がおこります。プラークが付着してしばらくたつとプラークの周りの細菌の数が増えていきます。そうなると、歯ぐきに炎症が起こってきます。歯磨きのときに歯ぐきから出血しやすくなったり腫れているような感じがおこります。それを歯肉炎といいます。この段階では周りの骨などもあだ溶け出しておらず、痛みとかはないことが多いため気づきにくかったり放置する事も多いと思います。それを放置し続けると上記のような様々な原因が重なって歯周病へと変化していきます。自分ではお口の中の変化には気づきにくく、痛みや歯がグラグラしてるなど何か症状が出てきてしまったときには手遅れになってしまっているということも多くあります。そうならないためにも歯医者さんで定期健診を受けたり、気になることがあるならば早めに歯医者さんに行って相談するようにしてくださいね。