口腔外科


触れるだけで痛かったり、ご飯が食べにくくなる口内炎・・・

今回はその口内炎の原因や治療方法についてお話していきたいと思います♪

口内炎の原因とは?

原因は基本的に二つに分けられます。

まず一つ目は、口の中を噛んで傷ができると、腫れて同じ場所を繰り返し噛んでしまい口内炎となります。

二つ目は、体調不良によって口内炎が起こる事があります。

暴飲暴食などで胃がもたれてしまったり、風邪で免疫力が落ちると口内炎になりやすいと言われています。

また、ストレスが多くてもできるそうです。

風邪で鼻ががつまり、口呼吸をしてお口の中が乾燥してしまうと口内炎は発生しやすくなります。

どういう所に発生するの?

噛んだ後にできる口内炎は、頬粘膜や下唇の内側が多いと思われます。

舌を噛んでできてしまう方もいます。

体調不良の時は、舌先や舌下などの喋りにくいところにできる事が多いです。

まれに、喉の奥にできる事もあります。

この場合は唾を飲み込むだけで痛みがでます。

治療方法は?

口内炎はだいたい1~2週間前後で治りますが、個人差はあります。

何も治療をしなくても治るものですが、できる場所によってすごく辛いものです。

いくつか治療方法があります。

 

1.ビタミン剤投与

即効性はありませんが、再度再発しないよう、ビタミン剤を飲む事で口内炎の予防となります。

口内炎はビタミンB群が欠如していると発生しやすいものです。

ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12や葉酸などを補充して口内炎を治しましょう。

2.ステロイド軟膏塗布

一般的に、医院でまず行われるのは軟膏の処方です。

ステロイドを含む軟膏を患部に塗布して、患部を保護しつつ口内炎を治していきます。

患部を保護するので、一時的に痛みも和らぎ、口内炎の治癒も早まりますが、舌先など歯があたったりする場所だとすぐに取れてしまう事が少し欠点です。

 

3.硝酸銀による焼却

この治療方法は、人体に悪影響を及ぼす恐れがあるといわれているので、現在では行われていません。

口内炎の部分を焼いて回復を早めます。

焼く時はすごく痛みが出ますが、終わると口内炎の部分の痛みはほとんどなくなります。

4.レーザー治療

医療用レーザーを使って口内炎患部を焼却します。

硝酸銀と違い、人体に悪影響も少なく患部だけにレーザーを照射する事ができるので、安全性が高いといわれています。

口内炎をできにくくする方法は・・・?

口内炎は、お口の中を噛んで傷ができる→細菌感染が起こる→口内炎ができる・・・

このような順番で口内炎が出来る事が多いとおもわれます。

まず気をつける事は、自分の体の免疫力を落とさない事!

睡眠をしっかりととり、ストレスを溜め込みすぎないようにし、体調管理をキッチリおこないましょう。

そして、口腔内をいつも清潔に!!

お口の中が汚れていると細菌が多い為、口内炎へとなりやすくなります。

あと、お食事をする時は慌てずゆっくりと・・・

ゆっくり噛んで食べることは健康にも良いので、意識しておいしいご飯を食べてみてください♪

もし、お口の中を噛んでしまったり、口内炎ができたかも・・・?と思った時はすぐにイソジンなど殺菌効果のあるうがい薬でうがいし、消毒してみてください。

どうしても体の免疫力が低下してしまいがちの時はサプリメントなどを服用することをお勧めします。

1~2週間前後で治りますが、痛みが辛かったり、長引いたりと何か不安な点がありましたらお近くの歯医者や耳鼻科へ受診してみてください。